exhibition
2024.8.24-9.8
岡本直枝展 「場のちから」
造形作家 岡本直枝氏の個展「場のちから」を開催いたします。
岡本氏は、染め、糸造り、織り、組み、フェルティングなどの技法を用いて、様々なテクスチャーを駆使することで平面、立体の作品を制作しています。
‟ 私の作家活動はさる風景に出会った時に始まりました。この目の前の風景が、周囲に広がる空間だけだけでなく、宇宙と、地中と、時と、全てのものから、この瞬間として成っている、と感じた時から、「場のちから」を大きなテーマにして制作発表しています。
今回の個展では、3つのモチーフ「風景」「風」「植物」で製作した3つの作品を展示致します。
心揺らす「風景」に出会う事は、
自らが場の一部として全てのものと共に共鳴し交応している、と言う事を実感できる場面だと考えます。そうした風景との出会いを作品に留めるのは、私の基本で大切なことです。
風景の何処にも「風」があります。
風は無いものの様ですが、その場の光、音、匂い、温度、水、塵や埃や、様々なものを受け入れ、何かの気配を描き出している様です。そうやってそこに在る風は、その場を命そのものとして繋ぐ、地球の息なのでは無いでしょうか。そして私たち人の息として命としても、繋がっています。そんな様々な風を形として捉えてみたい。
土地の多くをカバーしているのは「植物」です。
植物は実に活発でユニークで、場にも多大なる気配を放出してくれます。また同じ命をつなぐもの同士、人や動物との関係も深いです。その活発な様子を、植物モチーフに様々な足をつけて表すのが「歩歩シリーズ」です。
様々なアプローチで「場のちから」を探求して止まない作品群をご高覧頂けましたら幸いです。”
2002 | 武蔵野美術大学大学院修了 | ||||||||
2005年よりほぼ毎年個展開催 | |||||||||
2023 | Jubilee Exhibition/リトアニア入選 | ||||||||
Voyage/フィンランド入選 | |||||||||
2022 | 12th International Fiber Art Biennial/中国招待展示 | ||||||||
Cool Japan Movement/アメリカ | |||||||||
2019 | MINIARTTEXTIL COMO/イタリア、フランス Antonio Ratti賞受賞 | ||||||||
2018 | Discover The One Japanese Art 2018 Paris/フランス賞受賞 | ||||||||
2017 | The Sculptor Society Exchange Show/オーストラリア | ||||||||
2016 | Fiberart International/アメリカ入選 |