exhibition
2019.7.13-7.28
武山友子写真展 「青に溶けた」
大学で写真と出会い、卒業後、カルティエ現代美術財団の推薦により渡仏しレジデンスに参加するなど積極的に作品を発表している武山氏。
フイルム写真特有の粒子の荒い独特の質感、柔らかな光と色彩が印象的な写真です。
「夜明けの時刻に離陸した飛行機は、美しい色彩の中へ入っていく。柔らかな赤や青に染まる空を映す海は、空の続きのように広がっていた。
飛行機は上昇を続け、見下ろす景色から離れれば離れるほど、空、海、陸だけではなく日常、非日常など様々な物事の境界線が曖昧になっていくのを感じた。「私の」とか「あなたの」とか、「嬉しい」も「悲しい」も区別はなくて、ひとつの青に染まって見えた。」