exhibition

2023.1.14-1.29
原井憲二『彫刻の絵』

2023年1月14日~1月29日まで、札幌在住の美術家 原井憲二氏の個展「彫刻の絵」を開催いたします。 原井氏は、自身が制作する作品と周りの空間が関わることを意識した作品を国内外で多数発表している美術家です。 本展では「彫刻の絵」と題し、日本の伝統紋様をモチーフにした作品を発表します。支持体の紙を緻密にカットし、背後に存在する壁とそこに映る影で完成する作品。 作品の背後にある壁とギャラリー空間、紙(造形物)の関係を模索するインスタレーションです。 「私たちの周りには、日常に溶け込んでしまうことで、気に留めることがない美しさにあふれています。作品があることによって、普段、見ているようで、見ていないもの、に目を向けてもらうことは、私のコンセプトのひとつでもあります。 今回の『彫刻の絵』では、切り絵を彫刻と見立て、切り抜かれた穴から背景が見える構造は今まで通りですが、切り絵と背景のコントラストをより大きくし、平面性を高めた構成となります。 作家の個性を感じさせず、空間を意識して作品を見られるように、モチーフはオリジナルではなく、既存のもので馴染みのあるものから、日本の文様を選んでいます。見ているようで、見ていないもの、を感じて頂けたら幸いです。」

■原井憲二展 彫刻の絵
■2023年1月14日(土)~1月29日(日)
■11時~18時 ■火曜休
■最終日は17時まで

原井憲二 Kenji HARAI
1969山口県生まれ
1995東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1997東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了
2000Ecole superieure des beaux-arts de Mans(フランス)修了
2007「碧の洞窟」/ギャラリーmicro(札幌)
2014「水玉模様の彫刻-la vache-」Piace le radieux(ピアセ、フランス)
2015「l'exposition de rapport 」
/Licee Polyvalent Le Mans Sud(ルマン、フランス)
2017「12 visual points〜明日への視線〜」/ 金沢21世紀美術館(石川)
「印刷の彫刻」/ 巷房1•2、階段下(東京)
2019「光の壁ー北の肖像ー」/ GALLERY創
2020「壁のレリーフ」/ 巷房1・2、階段下
2022「壁と陰」/ 巷房1・2、階段下
2023「彫刻の絵」/ GALLERY創
「言葉としての色彩」/ せんとぴゅあ Ⅰ ギャラリー2(東川町)
2024「語り合う相手としての自然」/ せんとぴゅあ Ⅰ ギャラリー2

upcoming exhibitions

past exhibition

2025.7.5-7.20

西村明美 展  rubyculus

2025.6.7-6.22

原井憲二 展 「彫刻の窓」

2025.5.10-5.25

大石俊久 展 「層 – 芽 – 」

2025.4.12-4.27

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2025.3.15-3.30

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