exhibition

2023.3.18-4.2
井本真紀 ー 狭間の出来事 ー

2023年3月18日~4月2日まで、神奈川県在住のガラス造形作家 井本真紀さんの個展を開催いたします。

井本さんの作品はパート・ド・ヴェールという技法で制作されているガラス造形です。
石膏型に粉末ガラスを充填して焼き上げられた作品は独特の質感で、吹きガラスとは違い半透明のガラスの表情が特徴的です。
亀裂や滴下したような痕跡、まるで時間をかけて朽ちたもののような普遍的な美しさに圧倒されます。


私たちは、触覚を通して知覚する世界を持っている
加熱したガラスには、溶け、垂れ、収縮、亀裂や滴りなど特有の表情が現れる
たとえそれがどんなに微細であっても、私たちは指先や内蔵や、例えば奥歯なども含めた全身で、
ガラスに起こる出来事を敏感に、触覚的に受け止めるだろう
この知覚体験が、人と素材をつなぎ、存在と意味をつなぐ始まりだ
触覚的な出来事と、素材そのものの変容していくエネルギーを、
私たちの身体はどのように意味づけるのだろうか



■井本真紀 狭間の出来事
■2023年3月18日(土)~4月2日(日)
■11時~18時 ■火曜休
■最終日は17時まで

井本真紀 Maki Imoto
 兵庫県生まれ
2010倉敷芸術科学大学大学院後期博士課程単位取得退学(2011.博士(芸術))
2014-2019秋田公立美術大学 助手
2019-2022武庫川女子大学生活美学研究所 教務助手
2008New Grass Review29 アメリカ(2012,2016,2022)
2009Jutta Cuny-Franz Award 2009 奨励賞/ドイツ
2018富山ガラス大賞展2018 入選/富山
2019金沢・世界工芸コンペティション 入選/石川
2020第8回現代ガラス展in山陽小野田 企業賞/山口
2022
国際ガラス展・金沢2022 入選/石川
2023LOEWE FOUNDATION CRAFT PRIZE 2023 finalist/スペイン

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